記憶術で人生を変えよう

記憶術・頭文字法

 頭文字法というのは、文字通り頭文字だけを覚えていくという方法です。この方法は無意識に使っている人も多いので、詳しく説明しなくてもすぐに理解できるはずです。例えば買い物に行く際に、豚肉、ニンジン、トマトを買うとしたら、ぶにと、とぶに、ぶとになど、最初の文字だけを覚えておくことです。料理に使う材料だという事を覚えておけば、自然と三文字から、買うものを思い出すことができます。もちろん最初の一文字だけでは思い出せないものも出てきますし、逆におぼえにくくなることもあるので一文字にこだわる必要はありません。にんにくとにら、なすときゅうりを覚えておきたいなら、になすきゅーにんでも、なきにらにんにくでも何でもかまいません。ゴロが良くて、自分で覚えやすい順番でいいわけです。また、厳密には頭文字だけではないのですが、料理のさしすせそ、砂糖、塩、酢、醤油、味噌は、醤油までは頭文字法ですね。順番を覚えることを優先させているわけですから、料理のさしすせそはとても良くできています。さしすせそ、という言葉は、覚えるまでもなく頭に入ってきますし、なかなか忘れません。さしすせそに限らず、意味のある言葉や文章になるように並べ替えたり、物語性を持たせるなどして、頭文字にプラスアルファのとっかかりがあるとなお良いです。数字の羅列をなかなか覚えられないように、人は意味の分からない言葉もなかなか覚えられないからです。特に意味のない言葉になると、短期記憶としては良いのですが、長期記憶にはなかなかなりません。