記憶術で人生を変えよう

記憶術・チャンキング

 チャンクというのは、ぶつ切りや塊、デジタル用語ではひとかたまりのデータのことです。このチャンクは記憶に関して大きな要素を閉めています。例えば、八方美人という言葉。八方は、東西南北、そして北東・北西・南東・南西をあわせた8方向を指す言葉、または全ての方向という意味です。美人の意味は説明するまでもありませんよね。このように、八方美人という言葉は、八方と美人、二つの言葉から成り立っています。記憶のチャンク化というのは、単純に言えば、八方という言葉と、美人という言葉を別々に覚えるということです。電話番号など、数字の羅列は覚えにくいものですが、市外局番、市外局番、加入者番号に区切ることができます。自分と同じ町内に住んでいる人の番は、加入者番号さえ覚えれば、10桁の数字ではなく、4桁さえ覚えれば記憶は容易です。逆に、細かくデータを区切るのではなく、まとめることも同じくチャンク化といいます。例えば、人の名前を覚えたいのなら、その人物をグループ化して覚える方法などもチャンク化です。ぽっちゃりグループ、ガリガリグループ、眼鏡グループなどなど、何でもかまいません。共通点のある項目で分ければ、ひとりひとりを個別に覚えていくよりも、ずっと効率よく記憶していくことが出来ます。